ニコチンが体に及ぼす様々な害と悪影響

ニコチンが、タバコの煙に含まれていて体に害を及ぼすのはご存知のとおりです。

では体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。

ニコチンの毒性は強く、かつてはゴキブリ駆除やねずみ駆除など害虫・害獣駆除に使われていたように、青酸に匹敵するほど強力なものなのです。

【ニコチンが及ぼす悪影響】

タバコを吸うと体内では血圧が上昇します。

これは、ニコチンが血管が収縮させることによって、血液の通り道である血管が狭くなり、血圧が高くなるためで腎臓は上昇した血圧を正常な値に戻そうとします。

 

さらに腎臓は臓器の中でも特に血管が集中しているので、腎臓内の血流も悪くなってしまうのです。

1日辺りの喫煙本数が20本以上の喫煙者の場合、非喫煙者に比べると、末期腎不全にかかる可能性は2倍以上になると言われています。

 

また腎臓にはニコチン受容体というものがあり、タバコを吸えば吸うほどニコチンを受け取り続けてしまいます。

継続的にニコチンを受け取り続けると腎細胞がダメージを受け、腎臓ガンのリスクも高まります。

末期腎不全同様、喫煙者の、腎臓ガンのリスクは非喫煙者の1.38倍ともいわれています。

【生理不順や肌荒れを招くことも】

女性の場合は生理不順・肌荒れにも注意しなくてはなりません。

ニコチンは、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を低下させます。

 

また、ニコチンを体外に排出するために、エストロゲンも消費されます。

するとホルモンバランスが崩れ、生理不順を招きます。

 

また、ニコチンによって、血行が阻害され、新陳代謝が低下することで栄養や酸素が送られなくなり肌の生まれ変わりである肌のターンオーバーにも影響してしまいます。

【ニコチンが及ぼす妊婦、胎児、乳児への影響】

ニコチンは水溶性物質のため、妊婦が喫煙をすると血液を介して胎盤から子宮内の胎児へと影響します。

特に胎児の成長が始まったばかりの妊娠初期は免疫力が皆無のため、常に影響を受けやすくなります。

 

ニコチンは胎児に送られるべき栄養素を阻害し、鉄分、カルシウム、葉酸などの栄養不足を引き起こします。

これらは妊娠16週目までに不足していると神経管欠損症や無脳症という奇形性を引き起こす可能性があります。

 

また、血管収縮することで、胎児は酸素不足に陥り低出生体重児や障害児をつくるリスクが高まります。

そして、出産後も乳幼児突然死症候群や小児喘息、風邪を引きやすくなるなど、様々な問題が起こる可能性があり、母乳からは血液中より3倍濃いニコチンがでることになります。

 

母乳を飲んでいる乳児はニコチンの影響を受け、夜泣き、下痢などの症状が現れる恐れがあります。

【ニコチンによって引き起こされる動脈硬化】

ニコチンは、血液中のコレステロールを酸化させるため、本来善玉コレステロールだったものを悪玉コレステロールに変化させてしまいます。

さらに副腎から分泌されるホルモン物質にカイコールアミンというものがありますが、これは血液を固まりやすくさせ血液をどろどろにしてしまいます。

 

すると動脈の血管壁が厚くなります。

血液が通りにくくなり、酸素や栄養素が細胞に行き届かなることで、組織が壊死して、動脈硬化を引き起こすのです。

【タバコが止められない要因】

このようにタバコに含まれるニコチンは様々なリスクをもたらしますが、悪影響を理解していながらなぜタバコを吸ってしまうのでしょうか。

 

ニコチンは神経伝達物質のアセチルコリンと類似した分子構造を持っています。

これが特定の物質と結合して、細胞内で特定の生理的作用を引き起こす分子である脳内のレセプターに作用し快楽物質であるドーパミンが分泌されます。

ドーパミンが分泌されると、人間の体は心地よい状態になるのです。

 

タバコを吸うとリラックスした気分になるのはこういった仕組みによります。

しかし、このようなリラックスした気分はいつまでも続くわけではありません。

 

ニコチンが体外に排出されることに伴い、アセチルコリン受容体が空になると今度はノルアドレナリンという物質が分泌されます。

ノルアドレナリンは怒りのホルモンと呼ばれ、分泌されると不快な気分に陥ってしまいます。

 

タバコが切れていらいらするという状態は、この物質の作用によるものなのです。

このいらいらの状態はニコチンが体内から完全になくならない限り続き、最低でも数日間は我慢しなくてはならず、これこそが禁煙に失敗する要因となります。

しかし、タバコを止めない限り、体は化学物質によるダメージを受け続けることになります。

【ニコチンの排出を促す食物】

ニコチンを完全に体内から排出するには、禁煙するのが最善で最速の方法であることは言うまでもありません。

ただし、ニコチンの排出を促す食材ははいくつかあります。

 

代表的なものはブロッコリーです。

ブロッコリーにはビタミンB5が豊富に含まれており、体内器官が適切に働くようにする効果があります。

このため体内に蓄積してしまったニコチンも、排出されることが期待できます。

 

このほか、オレンジにもブロッコリーと同じようにビタミンが豊富に含まれているのでニコチンを体外に排出する効果があります。

また生姜もニコチンを体外に排出して中毒症状を和らげてくれる効果があります。

 

このほかほうれん草にもニコチンを体外に排出するビタミンB9、緑茶にはニコチンの害を減らす働きがあるタンニン、味噌にはニコチンの害を軽減し、肝臓の解毒作用を助けるアミノ酸、アスパラガスにはニコチンを体内で、メチルニコチンに変化させる作用などが期待できます。

【まとめ】

タバコを止めたいと思っていても止められないという方は多いと思います。

その原因は主にニコチンにありますが、ニコチンの悪影響は徐々に体を蝕んでいきます。

もちろん、普通のたばこに比べ、健康への影響は少ないとされている加熱式たばこにもニコチンと共に体に悪影響があるとされるタールは激減しているものの、ニコチンは含まれていないとは考えられません。

 

タバコは百害あって一利なしと言われます。

副流煙などの問題も考えると、もはや喫煙者個人の志向とも言い切れません。

依存性で考えるならば覚せい剤などの薬物と同等と考えてもいいかもしれません。

 

しかしながらタバコの場合は禁煙しようとすれば、医療機関の禁煙外来など、様々な禁煙プログラムを利用することができます。

弊社で販売してる電子タバコも禁煙の助けになるかもしれません。

 

ニコチンによる悪影響を考えるなら禁煙を本気で考えてみてもいいかもしれません。

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